「国立(こくりつ)病院(びょういん)ダイエット」は、危険(きけん)なダイエット法(ほう)として知ら(しら)れています。このダイエット法(ほう)は、「デンマーク国立(こくりつ)病院(びょういん)で考案(こうあん)された」とか、「アメリカの病院(びょういん)Mayo Clinicで開発(かいはつ)された」と言わ(といわ)れていますが、そのどちらも作り話(つくりばなし)だそうです。このダイエットを行なう(おこなう)と、2週間(しゅうかん)で体内(たいない)組織(そしき)の中(なか)で化学変化(かがくへんか)が起きる(おきる)、と言わ(といわ)れています。しかし、実際(じっさい)のところ、体内(たいない)組織(そしき)において化学変化(かがくへんか)が起きる(おきる)ことは、あり得ない(ありえない)のだそうです。また、このダイエットを終え(おえ)た頃(ころ)に、体内(たいない)組織(そしき)が変化(へんか)して、余計(よけい)な栄養素(えいようそ)を必要(ひつよう)としなくなるので、食欲(しょくよく)がなくなり太り(ぶとり)にくい体質(たいしつ)なると言わ(といわ)れます。ところが、はっきり言っ(いっ)てあり得ない(ありえない)ことだそうです。実際(じっさい)は、まったく反対(はんたい)で、体内(たいない)組織(そしき)が不足(ぶそく)している栄養(えいよう)を欲(ほっ)するので、リバウンドして必ず(かならず)太っ(ふとっ)てしまいます。さらに、卵(たまご)を食べる(たべる)ことをすすめるこのダイエット法(ほう)は、コレステロール値(ね)が高く(たかく)なることがあり、大変(たいへん)危険(きけん)と言え(いえ)ます。最悪(さいあく)の場合(ばあい)は、心筋梗塞(しんきんこうそく)を引き起こし(ひきおこし)てしまう場合(ばあい)もあります。また、全体的(ぜんたいてき)に栄養(えいよう)が偏っ(かたよっ)ているので、体調(たいちょう)を崩す(くずす)こともあります。この「国立(こくりつ)病院(びょういん)ダイエット」をはじめとして、私たち(わたしたち)の周り(まわり)には、栄養(えいよう)バランスが偏っ(かたよっ)ていて、しかもカロリーが極端(きょくたん)に低い(ひくい)ダイエットが溢れ(あふれ)ています。このようなダイエット法(ほう)を実践(じっせん)して、深刻(しんこく)な症状(しょうじょう)を引き起こし(ひきおこし)てしまった人は(ひとは)多い(おおい)と思い(とおもい)ます。さらに、これらの方法(ほうほう)でやせたとしても、必ず(かならず)リバウンドして元(もと)に戻っ(もどっ)てしまったり、それ以上(いじょう)に太っ(ふとっ)てしまったりする場合(ばあい)もあります。やはり、3食(しょく)バランスの良い(よい)食事(しょくじ)を摂り(とり)、適度(てきど)な運動(うんどう)を心がける(こころがける)ことが、もっとも効果的(こうかてき)なダイエットでしょう。
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